【代引可】 マーク・ロスコ『ロスコ　芸術家のリアリティ』、中林和雄訳、みすず書房、2009年 アート・デザイン・音楽

抽象表現主義を代表する画家マーク・ロスコが生前に書き溜めていた原稿を、息子のクリストファー・ロスコが編集者となって、画家の死後３０年以上も経過してから書籍化をした論集です。原稿が発見され、なぜその出版に３０年以上もの時間が必要だったのかなど、そのプロセスの紆余曲折については、編者による序文が詳しく語っています。\r\rいずれにしても、ロスコが芸術あるいは絵画についてどのような思考を育んでいたのか、この論集が出たことで、さらによくわかるようになりました。ロスコ研究にも多大な貢献をすることになったこの書物が、長年抽象表現主義などについて研究をしてきた中林和雄氏の翻訳邦訳されたのは、2009年のことです。本書はその初版です。\r\r新品のままに保管されていた品で、帯もそのまま、読者カードと売り上げカードも挿入されたままです。表紙の汚れのように見えるものは、元々の装幀デザインの一部で、どこにも傷や汚れや書き込みなど一切ありません。「新品」としても良かったのですが、一応経年を考慮して「未使用に近い」としました。この状態での入手は現在ほぼ不可能だと思います。写真でご確認ください。\r\rマーク・ロスコに関心のあるひとにとっては、まさに基本中の基本文献と言っていいでしょう。日本にもファンの多いロスコなので、版元では早々に品切れになってしまったようで、現在は高騰していますが、できるだけ価格は抑えたつもりです。

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